100-40 | 数式フィールド
完成イメージ
社員名簿アプリ
生年月日を元に当日の年齢を計算
アプリの構成
- 年齢計算の開始日となる日付フィールドをアプリに作成する。ここでは、生年月日を開始日として使用する。
- 計算した年齢をkintoneアプリに保存する場合は、文字列(1行)/数値フィールドを作成しておく(ここでは「年齢」という文字列フィールド)
1. krewSheetの一覧を設定する
- アプリの各フィールドをkrewSheetの一覧に配置する
ワンポイント
※「生年月日」のように、数式内で使用するフィールドは必ずkrewSheet上に配置します。krewSheetの一覧上に表示したくない場合には、一覧上に配置した上で列幅を0に設定する方法が考えられます。
2. 数式フィールドを配置する
- 画面左の「数式」というフィールドをkrewSheetの一覧上に追加する
- 配置した数式フィールドを右クリックし、[列の設定]を開く
- 次のように数式を設定する
数式:DATEDIF(生年月日,TODAY(),"Y")
ワンポイント
DATEDIF関数は、2つの日付から期間を求めることができる関数です。
今回使用した下記の数式では、生年月日(開始日)~当日(終了日)までの期間を求めることで年齢を計算しました。DATEDIF(生年月日,TODAY(),"Y")
また、赤字部分には「Y」を使用しました。これは、計算した期間をどんな単位で表示したいか設定するために指定しています。次のようなバリエーションがあります。
“Y”:期間内の満年数
“M”:期間内の満月数
“D”:期間内の満日数
3. 実行画面で確認する
年齢が計算できるようになりました。
4. 計算した年齢をkintoneアプリのフィールドに保存する
数式フィールドで計算した年齢はkrewSheetでのみ参照することができます。kintoneアプリのフィールドに値を保存したい場合には、別途設定が必要です。
- 年齢保存用のフィールドをkrewSheetの一覧に配置する
※予め文字列(1行)/数値タイプのフィールドをアプリに作成してください - 数式フィールドで作成した「年齢」フィールドの列設定を開く
- 「計算結果を保存するkintoneフィールド」で年齢を保存したいフィールドを選択する
ワンポイント
冒頭でも触れましたが、計算結果を保存するフィールドは文字列/数値で準備してください。
文字列フィールドは数式フィールドの計算結果がエラーだった場合に、「NULL!」のようにエラーであることを表示できる点がメリットです。
実行画面で確認する
kintoneのフィールドに計算結果を保存することができました。